文化の日と明治節
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本日は文化の日で休日なわけですが、子供の頃は文化の日なんて抽象的な名前で休みがある理由が意味不明だった。もちろん子供ですから(今はさらに)休日があってラッキー、なんて思うだけでありましたが。
話は戻りますが、それにしても文化ってなんでしょう。子供ながら秋分の日や春分の日は目的が分かり易い。「こどもの日」は端午の節句の日だからこれも昔からの風習だと言う理由で納得できる。憲法記念日と体育の日は、小学生の段階でその日に制定された理由をTVや新聞で教えてくれた。天皇誕生日はそのまま。建国記念日は名前からして必要そうだから一応納得できる。学校の開校記念日も休みだしね。
そうすると、やはり私が子供心に意味不明と感じた祝祭日(当時)は
- 文化の日(11/3)
- 勤労感謝の日 (11/23)
- 敬老の日 (9/15)
この三日。
上の二つは戦後それぞれ、明治節(明治天皇の誕生日)と新嘗祭(にいなめさい)だったのと同じ日。戦前色をなくすために改名したのは調べればすぐに分かる。
だいたい、この日はハッピーマンデーにならない時点でおかしい。「勤労感謝の日」など感謝の対象であるプロレタリアたる労働者は連休を望んでるのであって、祝日の目的を考慮すればハッピーマンデーにするのが筋だと思うのだが、どうだろう?(今年は連休だけど)。
それと「文化の日」も「明治節」とは関係ないことになっているのだから、ハッピーマンデーにしても問題ないと思うのだが、明らかに除外されている。
また、昭和時代には「天皇誕生日」だったものが平成になってから「みどりの日」に変更になったのは、私たちの世代なら良く知られて。しかし2007年から「昭和の日」に変更になったのは案外知らない人が多い。この変更に対して特に一番反対しそうなマスコミからはさしたる反対意見を見かけないのはどうしてだろうか。
祝日制定を意図している人たちは、このまま何十年かかけてなし崩し的に「文化の日」を「明治節」(明治の日の方が可能性が高そうだが)にしたり、「勤労感謝の日」を「新嘗祭」に戻したりするのだろうか?
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| 【misc.(雑記)】 | 17時09分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑