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2TBまでしか対応しないSDXCメモリカード


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8MBのSDカードと2GBのmicroSD

昨年、「 SDHCメモリカード」は短命に終わるかもしれません 」という記事を書いたあと特に調査もしてなかったのですが、ようやく次世代SDカードの規格が決まったようですね。

●最大容量2TBで転送速度は毎秒300MB、SDHCを超越した「SDXCメモリカード」が登場へ-Gigazine

一番の問題はファイルシステムであるのを色々考察してましたが、マイクロソフトが新しいファイルシステム(exFS)を作って、OS側で対応してくるとは予想していませんでした。(我ながら詰めが甘いなあ。でもVista SP1以降で対応ってのがMSらしい厭がらせだ)





携帯やデジカメなどの小型デバイスに組み込まれることから、ある程度はオープンなファイルシステムになるのでしょうか。それともマイクロソフトにライセンスが発生するのでしょうか
なんか怪しいですが、LinuxなどでNTFSを読めるソフトを作っちゃう人もいるので、読むことぐらいなんとかできるかもしれません。

それにしても最大容量2TBですか。普通の32bitファイルシステムであったことはある意味意外です。64ビットファイルシステムだと思ってたので、はっきりいって余りにも微妙です。

フラッシュメモリは1年で2倍の増加するというファンの法則とか言うのがあるらしいですが、ムーアの法則以上で増加が進み、今迄はだいたいこの法則どおりに容量増加が進行しています。写真の8MBのSDカードなんて2002年頃デジカメ買ったときの付属品ですが今は全く価値無し。当時64MBのSDカードを6,000円で買ったけど、今はメーカー製の8GBが同じくらいの価格ですし(今は6400円)、バルクだったら半値以下だ。

今すでに32GBのSDカードは販売されているから、2TBになるためにはあと64倍の増加。つまり2^6。よってファンの法則が今後継続すると仮定するなら、あとたった5-6年でexFATがお祓い箱になってしまうということです。
  • 2008年 32GB
  • 2009年 64GB (今年)
  • 2010年 128GB
  • 2011年 256GB
  • 2012年 512GB
  • 2013年 1TB
  • 2014年 2TB
まあ、組み込み用のチップはまだ32bitのものも少なくないのでしょうし、処理能力も低いのでしょうがないと言えば、しょうがないところです。しかし、それにしてもせっかく新規格を作ったのに5-6年しかもたないなんて言われたらイヤになります。
それとも、ファンの法則というか、ムーアの法則の継続が物理的限界にきてるので、もうこれ以上の法則の継続も困難だと思われてるのでしょうか。


そうは言いつつも中の人はそんなこと当然周知でしょうし、何かしら意味があるのでしょう。また、既にexFSの64ビット版が既に目処が立っているような気がしなくもないですが・・・



【関連記事】
追記(2009/2/8)
また、適当なこと書いてました。
MSのサイトを見ると、exFATのファイルシステム自体は理論上64ZBまで対応してるようです。そのため今回のSDXCが2TBという制限も、メモリ自体の規格上の制限なようですね。そのため、2TBを超えるフラッシュメモリができてもファイルシステム側はexFATを使い続けられそうです。(あくまで理論上)。


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FAT32の仕様策定時には拡張できる余地があった(?)

(SDHCの項の続き)

SDHCは32GBに達しましたが、実はSDHCの内部は元から2TBまで拡張できるように
なっていました。これを正式に仕様にしたものがSDXCです。そのためSDと
SDHC/SDXCと比べ、SDHCとSDXCとの互換性は高くなっています。

SDとSDHC/SDXCは物理サイズ・電気的仕様は同じですが、SDコントローラと通信する
プロトコルが異なるため(もっと仕様がバラバラのMMC各種はさらに複雑です)、SD専用
機器でSDHC/SDXCは認識しませんでした。そのため、4GBのSDというニッチでヘンテコな
モノも出ました。

それに比べてSDXCの場合は、SDHCとプロトコルが同じ(さらに上層が違います)ため、
別途FAT32でフォーマットするとSDHC用機器で使えたりします(機器によってはそのまま
フォーマットできて使えるものもあるようです)。そのため、やはりニッチでヘンテコな64GBの
SDHCは多分出ないでしょう。

SDHCでプロトコルを変えた理由のひとつとして、SDにあった互換性問題(SDのメーカーや
モデルによって1GBまで使えたり512MBまでしか使えなかったりしたアレです)の解決等が
あるようです(詳細は英語版のWikipediaが詳しいです)。

FAT32自体も2TBまで使える仕様ですが、新FSに移行を促しているのはマーケティングの
都合とファイルサイズが4GBまでという仕様のせいです。後者はやりようによっては
1TBまで拡張もできなくはなかった(Win95 OSR2の時点ではディレクトリエントリにまだ
空きがあったので、1バイト(8ビット)を追加してファイル長を40ビットにすれば
上限が1TBになる)のですが、MSが(おそらく)前者の理由でそれをしなかったので((当時)
既にNTFSがあり、将来的にNTに一本化された時点でHDD用としてはお払い箱になるで
あろう仕様のため、互換性を重視(追加された8ビットを認識しないソフトでは内容を扱え
ないばかりか内容が失われる危険性もある)したのでしょう)、結局は新FSに移行
せざるを得ないのでしょう。UDFを拡張して採用など、MS主導でなくとも良いの
ですが。

FAT12の頃は、ディレクトリエントリのファイル長フィールドが32ビットなんて何に使う
んだろうと思っていましたが、1ファイルがこんなに大きくなるとは思っていませんでした。
(OSで透過的に分割するようになると思っていました。そのような対応はとらずに1ファイル
のまま巨大化したファイルを扱う羽目になりました)もっともFAT16/FAT32では複数のエン
トリをまとめて扱うのは向いていなかったのかも知れません。この点はCP/Mより退化して
いる(CP/Mではファイルが大きくなるとエントリが複数になります)ような気も...
せっかくボリュームに空きがある限りルートディレクトリのエントリ数が増やせるように
なっても宝の持ち腐れですね。

FAT32は意外と使いにくいフォーマットになってしまいましたが、写真(静止画)や音楽用途
なら1ファイル4GB以内で収まる場合がほとんどなので、まだ使えると思います。少なくとも
その使い方(SDXCをFAT32フォーマットする)を封じるアップデートだけはしてほしくない
ですね。

> でもVista SP1以降で対応ってのがMSらしい厭がらせだ)

XP SP2以降でもKB955704にて対応しました。MSとしてはしたくなかったんでしょうけど。

> そのため今回のSDXCが2TBという制限も、メモリ自体の規格上の制限なようですね。

これは正しいと思います。仕様の小変更で拡大すればSDのように互換性問題が再燃しま
すし、SDHCのときのようにシステムを変えればそこに壁ができますし。
まぁCF(上限はHDDと同様128PB)ならともかく、SDのような小型メモリは2TBもあれば十分
だとも思いますけどね。
どうしても壁を越えなければならなくなった際はシステム変更もやむなしと思います。
2GBのSD・32GBのSDHC・2TBのSDXCが売られ続ければ問題ないわけですし(SDに
ついては互換性問題もあり、もっと小容量のものも必要ですが)。


長文失礼しました

※単位はSI・位取りは2進という変則です。ご了承下さい

| かかっくん | 2013/10/28 22:43 | URL | ≫ EDIT















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