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壊れたヘッドホンを直してみた(追補、化学的手法の追求)


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20090630 TOP

かなり前ですが、ヘッドホンのオーディオケーブルを直してみたという、記事を書いてみました。

その時はハンダを使った始めての修理だったわけですが、あの程度ではすぐにちぎれたりして、その跡何回もやり直す内に、自分の利用方程度ではそう簡単に切れなくなってきました。
やっぱり回数と経験が重要ということでしょうか。

ただし、やり方自体は当時と余り変わっていません。ただ慣れただけですね。
それはそうと以前のやり方で、一番めんどくさく、かつ、問題の多い方法が、オーディオケーブルについている色のエナメル部分をヤスリで削るという工程。この段階で細い銅線がブチブチ切れるため、かなり神経を使います。かといってヤスリを中途半端にかけると、音が聞こえないので非常に難しく感じてました。そんなとき、ふとヤスリで削るなんて方法じゃなくて、薬品でなんとかなるんじゃね?という思いがよぎり、検索してみるとどうやらビンゴだったようです。

そこで、今回はまたしても素人談義ですが、銅線のエナメル質の剥がし方です。






皮膜剥離溶剤

目的は上記したとおりなのですが、既に書いてしまいましたが銅線に赤や緑の色を付けているものは何かという問題にぶち当たりました。ここでGoogle先生に聞いてみたところ、どうやらエナメルらしいとのこと。
また、オーディオケーブル用の色の部分を剥がす薬品についてもGoogle先生に聞いてみたところ、デペントKXなる商品が該当するとのことでした。
デペントKX (皮膜剥離溶剤) 100cc
20090630 dependKX


これは秋葉原の電気街や通販でも買えるらしいし価格も840円と安いのですが、元化学屋としてこのデペントKX の主成分を見てしまってピンと来てしまった。
主成分は、「メチレンクロライド、メタノール、硝酸、アクリル樹脂」とあります。 メチレンクロライドということは所謂、ジクロロメタンだよね。たぶんこれが溶剤だ。それにしてもメチクロは溶かす能力が高くない溶媒と思ってたけどこれでもいいんだ。
メタノールも溶剤かと思ったけど、家にあるエタノールではエナメルは溶けなかったので、たぶん硝酸水溶液と有機溶媒をまぜるためにメタノールは入れてあるんだな。
硝酸は、銅線に付着したわずかなエナメルを剥がしやすくするためだな。まあ重要度は低そうだ。
アクリル樹脂の存在はなんとも言えないけどとりあえず保留。 

なんてことをさび付いた知識からひねり出してみた(合っているかどうかはかなり自信がないけど)。 これなら大抵のものを溶かせて手に入りやすいアセトンでもいいんじゃね、と思ったわけです。アセトンでダメなら、デペンドKX買いに行こう。



アセトンの購入方法

さて、アセトンですが大量に欲しい場合は、
GIGAZINE:マニキュア用の薄め液や除光液を格安で自作する方法

なんてのもあるけどこんなには要らない。

というわけで、100円ショップで、マニキュア除光液を買ってくることにします。 マニキュア除光液にアセトンが含まれていることは知られているような知られて無いような。油性マジックで書いたのを消すのにも重宝するのですがね。

そこで、100円ショップ某ダ○ソーに行ってみたのですが、ちゃんとした除光液がない! マニキュア薄め液とかいうものにも有機溶媒が多いのや少ないのや色々。 とりあえず、アセトンが入っていて容量がそこそこのと、明らかに多そうなのを2種類買いました。



除光液1の効果

さて一つ目は、このマニキュアうすめ液
20090630-usume10s

ちょっと外装は派手ですが、中身が問題なければいいです。裏面はこんな感じ。
20090630-usume11s

アセトン、トルエン、酢酸エチル、水、イソプロパノール、etc.が主成分で、なんか色々混ざってて微妙です。水が入っているのが少し怪しい。

さて、これを開けてみると、酢酸エチルの甘い香りがしてきました。しかも臭いが薄い。酢酸エチル100%ならもっとツンとくるはずです。またアセトン臭もほとんどしませんでした。それに手の甲に少し付けてみたのですが、液体がそのまま残っている。 アセトンや酢酸エチルだけであれば沸点が低いので注射を打つ時のアルコールで拭いた腕の時みたいにスット乾くのですが・・・・なんか嫌な予感がします。(注:ちなみに皮膚につけることは余り体によろしくないので普通の人はやめておいた方がよいです。あと可燃性の液体なので部屋の換気を十分にして作業しましょう。

まあいいでしょう。とりあえず、この薄め液のビンにオーディオケーブルを浸します。
20090630 TOP

一晩置いてケーブルを引き上げてみました。すると。。。
全然ダメ。 全く色が落ちていない。 アルコールのウエットティッシュで拭いてみても全くエナメルが落ちる気配がない。完全に失敗です。。。




除光液2の効果

こんな時のためにもう一個買っておいて良かった。こちらはツケ爪剥がし。
20090630 20t

量がめちゃくちゃ少ないですが、主成分が期待できそうだったので購入。
20090630 21t

主成分は、「有機溶剤(95%)、アセトン、DMSO」。DMSOが入っているけど、DMSOは昔は何でも溶かすDMSOなどと言っていたくらいなので、問題なし。DMSOが入っている理由はたぶんDMSOの沸点が高いことを利用して、蒸発をさせにくくするためでしょう。アセトンだけだと簡単に蒸発してなくなっちゃうからね。

さて、ふたを開けてみると、むわっとくるほどの強烈なアセトン臭と、DMSO由来の若干の硫黄臭。量が少ないにもかかわらず結構な臭い。これは純度もそれなりにありそうで、かなり期待できます。 手の甲につけても予想通りアセトンの臭いはするけど蒸発は全然せずにずっと液体のまま残っています。DMSOもかなりな量が入っていそうです。(ちなみに皮膚につけることは余り体によろしくないので普通の人はやめておいた方がよいです。あと可燃性の液体なので部屋の換気を十分にして作業しましょう。


20090630 22s

このチューブでは座りが悪いので小さな小瓶に入れて立たせて、小さい入り口にオーディオケーブルを入れて固定します。

さて、1時間ほどたって様子を見ようと引き上げてみると、エナメル部分が溶けて下の銅色の金属光沢がバッチリ見えてます(写真では少しわかり辛いですが)。ウェットティッシュで拭いてみるとティッシュ側に色が残りちゃんと色が抜けている事がわかります。
20090630 cable31s

うーん若干色が残ってまだらに成ってますが予想外に上手くいきました。これでヤスリがけはもちろん、ナントカKXも買わなくても良さそうです。
あとは、前回と同様に半田付けしてお終い。



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