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著作権問題は、日本のIT産業衰退の原因だ!


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池田信夫氏の記事からちょっとインスパイアされました。
 著作権の話をしても知識もないので池田さんの記事を見ていただくとして、記事の中に検索サービスはすべて非合法という話がある。

 検索サイトはWeb上のデータを著作者に許可なく収集することから、日本の著作権的には非合法化とされた経緯があります。そしてそのデータがある場所、つまりハードディスクに書き込まれた物理的なデータがある場所が日本であれば、日本の法律に従うとなっているようです。そのそのため、日本の有名サイトの検索サービスはどこも、海外にサーバやストレージなど物理的なハードウエアを置いているというのが実情です。
 検索だけでなく、何か利用者が書きこむ内容についても著作権問題があるからはっきりいってほとんどのインターネットサービスが海外のデータセンタに海外のメーカーのハードウエアを置いて使っています。





 これが日本のこういったサービスの、海外へのアウトソース化とノウハウの蓄積に貢献したという考えるとマイナスばかりではないですが、日本国内でやった方がメリットが大きいが著作権問題のために海外でやらざるを得ない分野もあるということです。
 実際、携帯コンテンツ会社やInternetサービス会社などの中には国内で千、万単位でx86サーバを持ってるところもいくつかあるようです。運営する立場からいえばコストが一緒なら国内にあった方が良いに決まってます。特にx86系はどの国で買ってもハードウエアコストに大差がないからなおさらです。

 よく製造業では工場が海外に移転して問題になりますが、インターネットサービスはすでにハードウエア部分は海外移転を完了してるといっても良いくらいです。
 もちろんソフトウエア開発で流行りのオフショア開発は、言語の問題もあるので移行できるもの出来ないものがはっきり分かれるとは思いますが。


 話を戻して、一応業界に身を置く人間として考えれば、著作権問題は日本国内でハードウエアが売れないひとつの理由なんです。Googleは有名なので引きあいに出しますが、今現在サーバを何十万台(一説には100万台以上)持っていると言われています。ほとんどx86サーバです。Gartnerの記事では2007年にWWで884万台のサーバが出荷されるとあります。現在は、UNIX/RISCや汎用機は金額ベースはさておき台数ベースでは微々たるものですから、年間800万台近くx86サーバが売れてるという状況のようです。
 
 翻って国内のサーバ出荷台数はIDCが出しているデータを見ると2007年の1年間で約60万台だそうです。

 ブロードバンド大国と言われ、一時期はYoutubeの5割のトラフィックを作りあげYoutubeを一躍有名にさせたのに、世界出荷台数のたった7%しか売れない日本。

 日本の国力が既にそんなもん? まあそれもそうか。

 ちなみに金額ベースでは、WWは548億ドル。国内は6364億円。為替を考えれば世界の十数%程度が日本でしょうか。この台数と金額の差は日本のIT産業の効率の悪さなのかな? 未だにレガシーを使いつづけるユーザの問題? それともレガシーを作り続ける側の問題?



(追記 06/1 18:00)
こちらの中原氏のインタビューを見ると、検索サービスの国内設置問題については、次の通常国会で改正されるとあります。 ホントにできるだろうか? 理屈上は検索サービスのためのただのキャッシュデータに対し、被害を被ったと考える著者者は殆ど無いと考えれば、反対する業界もなく大丈夫とは思いますが・・・。期待はしてます。



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| ―IT・コンピュータ | 05時43分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑















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