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NANDとハードディスクの性能向上の違い


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08/2/4のPCWatch の記事ですが、すでにプロセス技術的にはNANDがDRAMよりも進んでいたのですね。ここ数年、NANDが「ムーアの法則」を超える1年で2倍の容量増加という「ファンの法則」とし性能向上してきたのは、生産量が少ないために使っていた古いプロセス技術、が生産量の増加とともに最新プロセス技術を使えるようになったことが大きいことも分かります。

プロセス技術はムーアの法則に依存するので、これ以上の容量アップは今後数年は多値化セルの技術を用いて、「ファンの法則」を維持していくことになるのでしょう。

4ビット多値化セルまでは見えているようですが、その先がないのであれば、その後の性能向上はやはりムーアの法則に依存してしまうのでしょうか。

NANDはハードディスクの置き換えを当然狙えますが、ハードディスクは2000年以降は2年で2倍の性能向上を達成しており、数年間はこの傾向は続きそうです。
ここ数年のNANDの容量アップで、1.3インチHDD以下は市場からほぼなくなってしまいました。1.8インチHDDは私の適当な計算でも数年でNANDにMBあたりの価格で抜かれることが分かります。NANDが2.5インチHDDや3.5インチHDD市場を侵食するには、今までと同様にHDD以上の性能向上を保たなくてはなりません。さて今後はどうなるのでしょうか?


【過去の記事】
ブルーレイの終わりの始まり


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