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【書籍紹介】 「ニッポン社会」入門―英国人記者の抱腹レポート


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「ニッポン社会」入門―英国人記者の抱腹レポート (生活人新書)「ニッポン社会」入門―英国人記者の抱腹レポート (生活人新書)
Colin Joyce 谷岡 健彦


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昨日待ち合わで1時間くらい時間が空くので、時間つぶしのために喫茶店近くの本屋に入って見つけた新書。よく見ると2年前の本の7版目。
著者はロンドン出身で日本に十数年暮らし、ニューズウィーク日本版やデイリ・テレグラフの記者を経歴したフリージャーナリスト。確かに、ニューズウィーク日本版を読んだときたまに、この人の写真を見た覚えがある。
1 基礎編 ― プールに日本社会を見た
2 日本語の難易度 ― 日本語、恐るるに足らず
3 おもしろい日本語 ― イライラ、しくしく、ずんぐりむっくり
4 日本の第一印象 ― サムライ・サラリーマンなんていなかった
5 日本の日常 ― 日本以外では「決して」見られない光景
6 行儀作法 ― 英国紳士とジャパニーズ・ジェントルマン
7 独創性 ― 日本人はすぐれた発明家だ
8 ビールとサッカー ― 日本の「失われなかった」十年
9 行動様式 ― 日本人になりそうだ
9 1/2 ジョーク ― イギリス人をからかおう
10 東京の魅力 ― わが町、東京を弁護する
11 東京案内 ― トーキョー「裏」観光ガイド
12 ふたつの「島国」 ― イギリスと日本は似ている!?
13 メイド・イン・ジャパン ― イギリスに持ち帰るべきお土産
14 特派員の仕事 ― イギリス人が読みたがる日本のニュース
15 ガイジンとして ― 日本社会の「和」を乱せますか?
16 日英食文化 ― 鰻の漬物、アリマス
17 おさらい ― ぼくの架空の後任者への手紙

出版から時間もたっていることから、新規性はないと思いますが、面白かったので日記がてらに紹介。
日本人は他人からどのように評価されるかをいつも気にしている民族だと思います。特に日本人自体が外国とのかかわりが多くなる昔から、本書のような「ガイジン」からの日本評価の本が定期的に刊行され、それなりに売れるのも日本人の民族性にあっているからかも知れません。
かくいう私も、この手の外国人の日本滞在記ののようなエッセイ的な本を結構手にしてしまうほうで、本書も偶然立ち寄った本屋で目がとまってしまったのも、評価を気にする性格に依存しているのでしょう。

2 日本語おそるるに足らず
ぼくを含め、日本語を使えるようになった者にとって「日本語はひどく難しい」という通説が保たれることは、権益の維持につながるのである。
なかなか言いますね。。
本書でも述べているように、音数が100程度と少なく、格変化もなく、動詞の変化もなく、私も以前、金谷武洋氏のブログを読んでいたので、欧米人にとって教え方さえきちんとしていれば、一定レベルまでの日本語の話ことばの習得はそれほど難しくないと思われます。
もちろん話言葉でも、てにをはのような微妙なニュアンスは英語の冠詞と同様に扱うのが難しいがあくまでレベルの問題だと思う。
日本語にはいくつか奇妙なところがあるが、なかでも変わっているのは、会話が相当できるようになってもなかなか文章が読めるようにならないということだろう。 <中略> 日本語の正書法が現在のようになったのは、歴史の気まぐれが起こした不幸の一つに数えてよい。見ようによっては笑えるのかも知れないが、(日本人を含めて)学習者が習得に費やさねばならない多大な労力と年月を考えれば、笑ってもいられない。

表記法が複雑な言語はあるが、たいていの場合は例外条件。日本語の場合は例外ばかりだということは確かに学習者には問題でしょう。ひらがなカタカナはもとより、漢字は中国では基本一種類しかない読み方が、日本では音読み訓読みがありさらにそれぞれの読み方も音読みだけでも呉音、漢音、唐音など複数あるため、文脈から判断しないといけないなんて、日本人としても面倒です。それが日本語学習者ならなおさらですよね。
ただ日本人はそんな面倒な正書法にも関わらず、世界一の出版王国で、最も本を読み文字に親しんでいる民族という点です。まあ、日本語を学習する外国人には関係のない話ですね。
自分の経験でも本当に日本語を流暢に話して意思疎通も全然問題ないのが同じ会社にいたのですけど、日本語を読むことがあったときに、こっちとしては簡単な文書もすごく苦労してかつ幼稚園児のような間違いをしてしまってたのが印象深いです。

「11 東京案内 ― トーキョー「裏」観光ガイド」は海外で発行される日本ガイドすらのってない名所を逐一あげてあり、行ってみたくなるものばかりです。さすが。
またこの章の最初逆説的な意味深な一文「外国人旅行者は日本についてほとんど何も知らないが、まさにそれゆえに、かなりの知識を持って日本にやってくる。」 これはなかなかすぐには意味がとれないです。さすがに私も最初は意味がわかりませんでしがた、すぐ回答があり安心です。

最後に、本書本文の一番最後にある一文。これだけで十分本書の値段以上の価値がある
「早急に第一印象を必ず書きとめておきたまえ。いいかね、第一印象というものは霧のように儚い。いったん消えてしまえば、二度と君のもとに戻ってくることはないだろう。しかし、今後、君がこの国で経験するであろう、いかなる異国情緒とくらべても、この第一印象以上に魅惑的なものはないのだ。」
19世紀の日本学者、バジル・ホール・チェンバレンが来日したばかりのラフカディオ・ハーンに与えた忠告だそうです。著者やハーンはこの忠告を守ったのでしょうか???

(追記 2008/7/21)
そういえば、この人この本の中で母国の雑誌に日本の低俗記事を書いていたの告白してたような。
タブロイド系であれば、目くじらたてることもないけど。
毎日新聞WaiWai問題を受けて追記。




【他の書籍紹介】
 中国のアニメ・マンガ事情  「中国動漫新人類」
 「戦争と経済学」を読んだ感想、これはミリオタが読む本ではない!



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